スキトオる碗
D&DEPARTMENT PROJECTは、丸直製陶所のオリジナルシリーズ「スキトオ」を、限定発売します。
明治時代からヨーロッパへの輸出用に製造されてきた丸直製陶所の磁器を、日本国内にも流通させ、その技術を伝えたいとの思いから、D&DEPARTMENT PROJECTではこれまで7種の模様の碗と小皿を販売してきました。わずか1mmという職人の手仕事による薄づくりの技をより際立たせたいと考え、今回、特別に製作を依頼し、誕生したのが「スキトオ」シリーズです。通常は柄を入れているものを、あえて白く、透き通るような仕上がりにしていることが、「スキトオ」の名の由来にもなっています。中に入れたものの色で、表面がほんのり色づいて見えるほどの繊細なつくりですが、高温で焼き上げる磁器の性質上、見た目よりも丈夫にできています。丸直製陶所で受け継がれてきた輸出用の型を使って成形した、ボウル、デミタス、ティー、コーヒーに加え、特別に型を依頼して実現した、美しくすっきりとした形状のカップを限定で取り揃えました。丸直製陶所は、1900年頃に美濃焼の産地である岐阜県土岐市にて創業。日本に数件のみ残る、卵の殻のように薄くて軽い「エッグシェル」の磁器づくりができる貴重な窯です。その製造技術は、重さで関税がかかっていた当時、できるだけ多くの製品をヨーロッパに輸出できるように開発されました。柄の印刷された和紙を刷毛で貼りつけ、その模様を転写させる『銅版転写』の技術においても国内屈指の繊細さを持ちあわせます。
丸直製陶所の新商品「スキトオ」を発売 – D&DEPARTMENT PROJECT
職人技を素直なカタチに。
これまでも販売されていた
丸直製陶所の「碗」。
裏側が透けるほどの薄さで、
表面のかわいらしい柄も素敵だった。
丸直製陶所とそれを販売していた
D&DEPARTMENT PROJECTが
新しいシリーズを販売させた。
ナガオカケンメイさんが命名した
「スキトオ」というシリーズ名は
もちろん見た通りのものだ。
透き通るほど薄い。
見て、そして手に取ってもらえば
その薄さがよりわかると思います。
従来のものはかわいらしい柄が
はいっていましたが、
このスキトオは真っ白です。
中身の色が透けて見えるでしょう。
薄い、そしてその形もきれい。
透けて見えるぐらいなので、
置いて眺めることでもまた楽しい気がします。
D&DEPARTMENT PROJECTによって
セレクトされるもので、知らなかった日本が
見えてくる気がします。
日本の素敵なものを知らずに、
海外のものに惹かれることもあるけれど、
これだけすごい素敵なものが
日本にはあるのです。
丸直製陶所の特徴は、生地が薄く、とても軽いというところです。
海外では「エッグシェルカップソーサー」と呼ばれています。
(卵の殻のように薄くて軽い)
生地が薄いので持ったときの軽さだけでなく、飲み物を注いだときの
透けて揺らいでいる感じがとてもキレイで癒されます。