この選択の理由

先日長らく愛用していた冷蔵庫が
急に冷えなくなりました。

約20年ぐらい動いてくれており、
さらに4回の引越しを経験し、
その途中でいろいろ大変な思いを
させたようにも思います。

ひとり暮らしの冷蔵庫

冷蔵庫のデザインって、どれも似通っている。
いわゆる白物家電ってそんな気がする。

確かに新しい機能なんかは
年々増えたりしているけれど。
生活に必要なわけなので、
そんなにこだわりはしないけれど。

選ぶということができないぐらい
どれも似通っているように感じる。
そこで、これだ!というものを探し出せない。
納得がいかずにこれでいいやという買い物は、
あまりしたくないのだ。

ひとり暮らし用のサイズというのも
なかなか困った部類にはいる気がする。
このサイズで新しい機能を備えたもの
というのがあまり見つけられなかったというのも、
冷やすだけで他に選ぶ基準が
あまりないという点かもしれない。

秋田さんの冷蔵庫

Haier JR-NF170B

とはいうものの、
僕が買ったこのハイアールの冷蔵庫だって
あまり見た目には何ら他の冷蔵庫と
変わりがない気がする。

ただ、使ってみて即座に生活に馴染んだ。
普段なら気にしないところに気が使われている。

それがこの冷蔵庫のデザインなのではないかと思う。
このサイズの冷蔵庫で下が冷凍庫、
そしてタオルがかけられるハンドルが
上部のドアについている。

このハンドルがあるので、
ドアがあけやすい。

なんてことはないことなのかもしれないけれど、
気付かないうちに生活に溶け込んでしまった
この冷蔵庫を、あらためて見て
ずっと使い続けてきたんだっけ?、と思う。

Haier / JR-NF170B / JW-G50A

プロダクトデザイナー・秋田道夫

そんなことを思ってしまうのも、
僕自身が作り手を身近に感じているからかもしれない。
この冷蔵庫をデザインした
秋田道夫さんのブログを読んでいるからこそ、
これと決めたのかもしれない。

その他に僕には選ぶために
甲乙をつける基準のようなものが
なかっただけだけれども。

すでにこの商品は生産が終了している。
手に入れるのも今のうちかもしれない。
この冷蔵庫とは長い付き合いになりそうだ。

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