この選択の理由
先日長らく愛用していた冷蔵庫が
急に冷えなくなりました。
約20年ぐらい動いてくれており、
さらに4回の引越しを経験し、
その途中でいろいろ大変な思いを
させたようにも思います。
ひとり暮らしの冷蔵庫
冷蔵庫のデザインって、どれも似通っている。
いわゆる白物家電ってそんな気がする。
確かに新しい機能なんかは
年々増えたりしているけれど。
生活に必要なわけなので、
そんなにこだわりはしないけれど。
選ぶということができないぐらい
どれも似通っているように感じる。
そこで、これだ!というものを探し出せない。
納得がいかずにこれでいいやという買い物は、
あまりしたくないのだ。
ひとり暮らし用のサイズというのも
なかなか困った部類にはいる気がする。
このサイズで新しい機能を備えたもの
というのがあまり見つけられなかったというのも、
冷やすだけで他に選ぶ基準が
あまりないという点かもしれない。
秋田さんの冷蔵庫
とはいうものの、
僕が買ったこのハイアールの冷蔵庫だって
あまり見た目には何ら他の冷蔵庫と
変わりがない気がする。
ただ、使ってみて即座に生活に馴染んだ。
普段なら気にしないところに気が使われている。
それがこの冷蔵庫のデザインなのではないかと思う。
このサイズの冷蔵庫で下が冷凍庫、
そしてタオルがかけられるハンドルが
上部のドアについている。
このハンドルがあるので、
ドアがあけやすい。
なんてことはないことなのかもしれないけれど、
気付かないうちに生活に溶け込んでしまった
この冷蔵庫を、あらためて見て
ずっと使い続けてきたんだっけ?、と思う。
プロダクトデザイナー・秋田道夫
そんなことを思ってしまうのも、
僕自身が作り手を身近に感じているからかもしれない。
この冷蔵庫をデザインした
秋田道夫さんのブログを読んでいるからこそ、
これと決めたのかもしれない。
その他に僕には選ぶために
甲乙をつける基準のようなものが
なかっただけだけれども。
すでにこの商品は生産が終了している。
手に入れるのも今のうちかもしれない。
この冷蔵庫とは長い付き合いになりそうだ。